仮想通貨のレンディングのメリットとデメリット

仮想通貨は価格の変動が大きいため、未経験者が取引をするにはリスクが大き過ぎます。ただ、仮想通貨による投資の中でもリスクの小さい運用方法があり、それが「レンディング」です。近年、色々な業者から提供されています。

●レンディング
レンディングは「貸出」という意味の英語であり、従って「貸仮想通貨」とも呼ばれています。業者が貸主と借主のマッチングの仲介をします。貸主は仮想通貨を貸出すことで、手数料という利益を得ることを目的としている人です。借主は、信用取引において必要な暫定的資金となる仮想通貨を貸して欲しい人です。

●貸主におけるレンディングのメリット
仮想通貨のレンディングを利用するメリットには以下のことが挙げられます。
1.仮想通貨の取引スキルが不要
仮想通貨の取引をするには、チャートの読解力や情報の収集・分析能力など、取引全般に関するスキルが必要です。このことをマスターするには長い経験が必要であり、投資の初心者では無理があります。しかしながら、レンディングであれば取引所に通貨を預けるだけなので、経験が無くても利益を狙うことが可能です。

2.高い年率
レンディングにおける利用料の年率は取引所によって異なりますが、中には5%という高い年率を提供する業者もあります。一般的な銀行の定期預金の金利が0.01%ということを考えると、かなり高率であることに違いはありません。

3.手間が不要
仮想通貨の取引では常に値動きを注視しなければなりません。また、売買においては手続きが必要になります。一方、レンディングの場合はコインを取引所に預ければ、後は満期になって預けたコインに手数料が付いて戻って来るのを待つだけです。何の手間もかかりません。

●貸主におけるレンディングのデメリット
レンディングにはメリットだけではなく、以下のようなデメリットもあります。
1.取引所の破綻
仮想通貨取引所はベンチャー企業が多くなっているため、安定性という面での不安がぬぐえません。万一、取引所が経営破綻すると、預けたコインが戻ってこない可能性があります。つまり、レンディングは預金商品ではないため、銀行預金のような元本の保証はありません。取引所の選択には慎重を期すことが大切です。

2.貸出中のコインの流通が不可
一度コインを貸出すと、貸出期間が満了するまで引出すことができません。値上がりしたからといって売却して利益を得ることも、暴落した時に損切りして損失を抑えることもできません。取引所によっては途中での解約の可能なところもありますが、解約手数料を取られます。また、レンディングは資金を一定期間寝かせることになり、資金の有効活用の面では効率が悪化します。